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日本レップ/売上高2.5倍、当期損失22億円

2009年08月07日/決算

日本レップが8月7日発表した2010年3月期第1四半期業績によると、売上高97億9700万円(153.3%増)、営業損失7億7300万円(前期は7億8700万円の営業利益)、経常損失18億4700万円(4億6000万円の経常利益)、当期損失22億1100万円(9100万円の当期利益)となった。

グループにおける有利子負債、特にリコースローンなどを完済し、その残高をゼロとし、最優先の経営課題と位置づけていたバランスシートリスクの低減を実現した。

同事業年度より会計方針を変更し、たな卸資産の評価方法を低価法に変更したことに伴い、現在のマーケットの実勢を踏まえて、保有する全ての販売用不動産や仕掛販売用不動産(2物件)の再評価を行った結果、約6億9700万円の評価損を営業費用として計上することになった。

同様の考え方から、グループが運用するファンドに対して、保有する匿名組合出資持分の一部についても、約6億6500万円の引当を営業外損失として計上した。匿名組合投資利益約1億6700万円が計上されている。

強固な財務基盤を構築するために、ことし7月に、グループ子会社を含めた従業員全員(募集時:84名)を対象とした希望退職者の募集を実施し、その結果48名の従業員が応募した。これに伴い、退職予定者にかかる人件費(給与及び法定福利費)の一定の削減は見込めるものの、特別退職金約3億5000万円を特別損失に計上することになった。

不動産仲介関連事業の売上高は9200万円、営業利益0.9百万円。

アセットマネジメント事業では、市場環境の変化に対応し、前期から引き続き新規の物件取得を抑制し、既存ファンドの運用とバランスシートの効率化を目的とした自己投資物件の売却に注力した。

その結果、ファンド関連のフィー収入が減少する一方で、連結対象となっているコアファンドが保有する物流不動産の賃料収入や、保有不動産の売却収入を計上した。この結果、売上高は97億400万円、営業損失4億9300万円となった。6月30日現在、同事業における運用資産の残高は1225億円となっている。

通期の業績予想は、売上高134億7300万円、営業損失9億7000万円、経常損失29億6700万円、当期損失32億8400万円の見通し。

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