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ワールド・ロジ/6月期決算売上高52.5%減、当期損失37億6100万円

2009年08月10日/3PL・物流企業

ワールド・ロジが8月10日に発表した2009年6月期決算によると、売上高は164億2400万円(前年同期比52.5%減)、営業損失5億4000万円(前期は9億7800万円の営業利益)、経常損失8億3200万円(6億7400万円の経常利益)、当期損失37億6100万円(1億6000万円の当期利益)となった。

事業別の概況は、3PL事業が既存クライアントの業務縮小、在庫・生産調整、減産の影響を受けたが、大阪フルフィルメントセンターの稼動が堅調に推移したことと経営資源の集中で、売上高は68億円(15.9%増)となった。

人材アウトソーシング事業は、人材派遣業の法令改正や景気低迷を背景とした一般派遣業界自体の需要が激減し、売上高は13億1300万円(50.7%減)と半減した。

コンサルティング事業は景気低迷の影響で、クライアントが設備投資を大きく抑制したことで、大型コンサルティング案件が受注できず、成約が通販事業者向けの通販サイト立上げとその後の運用保守に留まり売上高は3億4500万円(51.8%減)と大幅に減少した。

納品代行事業はワールドサプライの佐川急便への全株式譲渡で、第3四半期から納品代行事業の業績は反映されていない。売上高は47億1800万円(53.9%減)。

リサイクル事業は、容器包装リサイクル事業での処理とパレット製造が堅調に推移したため、売上高は14億3200万円(25.1%増)と大幅増となった。

来期はワールドサプライを佐川急便に売却したため業容が変化し、製造請負事業で製造業界の一部分野(エコビジネスなど)のマインドが向上する一方、市場全体的に未だ不透明感の残る状況と認識。

今後はノンアセット型の3PL事業者としての原点に立ち返り、3PL事業とコンサルティング事業を中心としたノンアセット型3PL事業に経営資源を集中し、事業構造の改革と、財務体質の改善に努めるとしている。

同社では、現時点において業績の予想数値を算出が困難であるため、2010年6月期の業績予想は、公表せずに、今後四半期ごとに翌四半期までの業績予想を開示していくと表明した。

2010年6月期第1四半期の業績予想は、売上高21億円、営業損失1億1000万円、経常損失1億9000万円、当期損失2億円を見込んでいる。

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