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JR貨物/お盆中のコンテナ列車運行本数6.3%増

2009年08月25日/調査・統計

日本貨物鉄道が8月24日に発表したお盆期間の輸送実績によると、2009年度のお盆期間(8月11日-18日)の貨物列車の運転計画は、コンテナ列車の運転本数が771本(前年比6.3%増)、輸送実績は26万6000トン (3.8%増)だった。車扱列車は運転本数94本 (17.5%減)、輸送実績24万トン(8.8%増)だった。

高速道路通行料金のETC割引期間拡大で発生が見込まれた交通渋滞に対応するため、運転本数を極力確保し、コンテナ列車の運転本数を前年同期比で10%程度増加させる計画とした。

しかし、台風9号の接近とそれに伴う記録的な大雨、11日の駿河湾を震源とする地震の影響で東海道、山陽線の列車を中心に、多数の貨物列車に運休・遅延が発生した。

この結果、コンテナ貨物は、輸送障害に伴う運休の発生により特別積み合せ貨物などが他輸送機関に転移し、天候不順の影響で飲料水など食料工業品や生野菜・青果物の発送が減少したこともあり、輸送実績としては前年を上回ったが、当初見込んだ輸送量には至らなかった。

車扱貨物は、昨年の石油価格高騰で消費が大幅に減少した反動に加え、ETC割引期間の拡大でガソリン需要が旺盛となったこともあり、輸送実績は前年を上回った。

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