東部ネットワークが5月13日に発表した2010年3月期決算（非連結）によると、売上高は97億7900万円（前期比6.3％減）、営業利益6億5700万円（8.8％増）、経常利益7億1200万円（9.1％増）、当期利益3億3700万円（1.7％減）となった。
営業利益は、人件費、減価償却費が増加したが戦力強化を進て吸収した。特別損失として、投資有価証券評価損が発生したため、当期利益は減益となった。
貨物自動車運送事業では、バルク輸送部門の石油輸送は減車対応を実施し減収となった。化成品は第4四半期に輸送量が回復したが、上期からの不振をカバーできず大幅な減収となった。セメント輸送も担当した公共工事の輸送が終了し、輸送量が低下。期末に大型工事の輸送を受注したが、上期からの不振を補えず減収となった。バルク輸送部門の売上高は23.8％減だった。
清涼飲料、びん・容器輸送部門のびん・容器輸送は、出荷量の減少で減収となったが、清涼飲料輸送は担当地域の拡大による輸送量の増加対策として、びん・容器輸送との連携の他、バルク輸送部門の一部戦力を吸収するなど収益の拡大を図り、増収となった。売上高は3.5％増となった。
小型車などのその他輸送部門は、荷主による物流センターの集約化移転で減車要請があり、減収となったことなどで、売上高は16.0％減。関連業務の荷役作業収入を含め、貨物自動車運送事業の売上高は62億6489万円（3.6％減）となった。
来期は売上高98億2000万円（0.4％増）、営業利益6億9400万円（5.7％増）、経常利益7億2600万円（1.9％増）、当期利益4億2300万円（25.3％増）を見込んでいる。
