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JILS/2009年度の全業種物流コスト比率4.7%

2010年05月31日/調査・統計

日本ロジスティクスシステム協会は5月31日、2009年度の物流コスト調査の結果概要を発表し、全業種における売上高物流コスト比率は4.7%と前年比で0.1ポイント下落した。

調査では下落の原因を、物流コストの削減が売上高や物流量の減少を上回って進んだためと見ている。

<業種別売上高物流コスト比率>

業種別の売上高物流コスト比率では、窯業・土石・ガラス・セメントが製造業の製造業分野の19業種で最も高く11.2%となり、食品(要冷)が9.1%となっている。

卸売業分野では繊維衣料品系が7.7%と、6業種の中で最も高かった。小売業分野では通販が11.9%と5業種の中で最も高く、生協が9.1%となった。

これら5分野で最も売上高物流コスト比率が高かったのは卸売業で5.5%、最も低かったのはその他で4.3%だった。

これらの業種の物流コスト削減策では、「在庫削減」の回答件数が105件と2008年度まで首位だった「積載率の向上」を抜き1位となった。

以下、「物流拠点の見直し(廃止・統合・新設)」が101件、「積載率の向上」が95件となった。また「アイテム数の整理」が29.6%と2008年度から14.7ポイント、「物流を考慮した商品設計」が16.8%と4.9ポイント回答率が上昇した一方、景況などを反映し「物流情報システムの導入・改善」は15.3%と14.4ポイント下落した。

■物流コスト調査
http://www.logistics.or.jp/search/chart/cost/index.html

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