日本貨物鉄道が6月23日に発表した5月の輸送動向によると、コンテナ貨物の輸送実績は153万トン(前年同月比4.7%増)、車扱は66万トン(0.9%減)となった。
コンテナ貨物では、昨年の生産調整の反動と輸出産業の生産回復などで自動車部品(41.9%増)、化学薬品(12.6%増)、化学工業品(8.5%増)などが前年を上回った。一方、食料工業品は気温が低く推移したことで清涼飲料水の消費が低迷し減送となった。積合せ貨物も、一部顧客の荷量の減少と輸送障害の影響で減送となった。
家電・情報機器は、各メーカーのモーダルシフトの動きが定着し25.0%増となった。
車扱貨物は、一部荷主の輸送中止でセメント・石灰石(5.6%減)が減少。その他(5.1%減)も減少したが、石油は増減なしとなり、車両が1.5%増と伸びた。