日本郵船が7月29日に発表した2011年3月期第1四半期の業績は売上高5047億円(前年同期比32.8%増)、営業利益400億円(前年同期は255億円の損失)、経常利益381億円(前年同期は270億円の損失)、当期利益229億円(前年同期は189億円の損失)となった。
セグメント別では、定期船事業、市況回復傾向が顕著となり、減速航海の実施や各種のコスト削減策によって売上は1231億円(39.7%増)、営業利益117億円と大幅に改善した。
不定期専用船事業では自動車船部門が、輸送台数が前年同期比7割増となり、ドライバルク部門は、新興国を中心に鉄鋼・エネルギー需要は堅調に推移し、売上2099億円(33.7%増)、営業利益234億円となった。
物流事業は、NYKLogistics部門が、アジア地域では業績を伸ばし、ほぼ全ての地域で前年同期実
績を上回り、売上1014億円(30.4%増)、営業利益18億円となった。
通期は売上高1兆9300億円(13.7%増)、営業利益1220億円、経常利益1150億円、当期利益680億円を見込んでいる。