日本郵船(株)が7月26日に発表した平成20年3月期第1四半期の連結業績は、売上高6013億5100億円(前年同期比14.6%増)、営業利益393億3800万円(74.6%増)、経常利益445億円(99.5%増)、四半期利益286億4200万円(2.3倍)となり、売上、収益ともに大きく改善した。
売上高は、船隊規模拡大や取扱量の増加などで、定期船事業とその他海運事業を合わせた海運業部門で増収となったほか、物流事業、ターミナル関連事業、客船事業での売上が伸び、前年同期比14.6%増となった。
一方で売上原価は10.9%の増加に留まったため、営業利益は前年同期比168億円増(74.6%増)となり、売上高営業利益率は前年同期の4.3%から6.5%へと、2.2ポイント上昇。支払利息が増加した一方で、受取利息と配当金や持分法による投資利益が増加し、経常利益は前年同期比221億円増(99.5%増)となった。
また船舶売却益などで特別損益も改善し、四半期純利益は前年同期比162億円の増益(131.9%増)となった。