東海汽船は8月6日、原油価格高騰の影響で燃料費増加を吸収し切れなかったとして、中間決算期の営業利益、経常利益、当期利益の業績予測を下方修正した。売上高だけは51億4100万円に上方修正した。
5月21日に公表した中間期の業績予測では売上高を51億円と見込み、営業利益は3億2000万円、経常利益は2億5000万円、当期利益は1億5000万円と利益面でいずれも赤字を予想していた。今回の修正では赤字幅が拡大しており、売上高は51億4100万円（前回予想より0.8％増）、営業利益は4億9300万円、経常利益は4億200万円、当期利益は2億6700万円とそれぞれ損失拡大を予測している。
このほかの修正理由は、関連会社で3900万円の特別損失が発生するため。債権の回収可能性を検討した結果、貸倒引当金の繰入額として計上するものだが、一方で戻入益も4900万円計上するとしている。
