安田倉庫が11月6日に発表した2009年3月期第2四半期決算によると、売上高は177億3700万円(前年同期比12.8%増)、営業利益は14億9900万円(13.6%減)、経常利益は14億1000万円(15.1%減)、当期利益は8億1800万円(12.5%減)と減益となった。
売上高は計画通りに推移したが、不動産取得に関する租税の確定が計画よりも遅れたことから、8月5日に発表した業績予想を修正し、営業利益、経常利益、当期利益のいずれも当初予想を上回る見通しとなった。
事業別の状況をみると、物流事業部門では、ことし1月に取得した関係会社の収益が各科目に反映されるとともに、加須第二営業所(埼玉県)と大阪営業所(大阪府)が期初から稼働を開始して、収益増加に寄与した。
しかし、新規施設の稼働に伴う減価償却費の増加と、拠点開設に関する一時費用の発生が利益を圧迫し、物流事業部門の売上高は148億300万円(14.9%増)、営業利益は13億9800万円(10.0%減)。
一方、不動産事業部門では、北海道での賃貸ホテルが期初から収益増加に寄与した。この結果、不動産事業部門の売上高は31億700万円(2.2%増)、営業利益は11億5900万円(1.9%減)。
なお、通期の見通しでは、売上高は360億円、営業利益は31億円、経常利益は28億円、当期利益は16億円となる見込み。