日本郵船は1月6日、アジアとアドリア海を結ぶ新サービスを開始したと発表した。
従来の中国―欧州を結ぶサービスCES(China-EuropeShuttle)の寄港地にイタリアのタラント港を加え、アドリア海フィーダーサービス、ADS1(AdriaticService1)とADS2(AdriaticService2)を開設する。
ADS1の寄港地は、タラント-トリエステ-タラント、ADS2はタラント-コパー-ベニス-リエカ-タラント。サービス開始時期は、西航が2010年12月28日高雄出港船、東航は2011年2月8日タラント出港予定船より開始となる。
なお、CESは高雄-青島-寧波-上海-台北-香港-塩田-コロンボ-タラント-ロッテルダム-ハンブルグ-テムズポート-タラント-コロンボ-高雄に寄港する。
近年、北アドリア海の港をゲートポートとする中欧・東欧向け輸送のニーズが高まっており、多様化する顧客のニーズに対応したもの。アドリア海のフィーダー船を組み合わせた新サービスは、ハンガリー、スロベニア、スロバキア、オーストリア、クロアチア、北イタリアといった中欧・東欧マーケットへのサービスネットワークを強化する、としている。
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