商船三井は1月12日、船舶の運航で安全運航およびCO2排出量削減のために最も効率的な運航方法をとるように、船舶エネルギー効率マネージメントプラン(SEEMP)を策定し、運用を開始した。
SEEMPの効果を検証するための指標として「1トンの貨物を1マイル輸送するにあたり、実際の船の運航で排出されたCO2グラム数」を示す「エネルギー効率運航指標(EEOI)を設定。EEOIを自己モニタリングしつつ、CO2排出量削減目標を立て、SEEMPの計画に従ったエネルギー効率の改善を図る。
SEEMPは、昨年10月に開催された国際海事機関第61回海洋環境保護委員会において船上備え付け義務化が基本合意されている。
また、現在運航している既存船舶においても、これまで様々な環境負荷低減活動に取り組んできたが、タンカーを皮切りに導入するSEEMPを今後全船種に展開することで、この取り組みをさらに強化する。
中期経営計画「GEAR UP! MOL」で掲げた「輸送 単位当たりのCO2排出量を2015年度までに2009年度比10%削減」という目標の達成を 目指し、安全でエネルギー効率の高い船舶の運航を実現する、としている。
MOL PLUS/ブルーエコノミーに特化のファンド通じ社会課題解決