ホンダは5月26日、インドの現地法人（HMSI）が、すでに建設中の第2工場のさらなる生産能力拡大と、第3工場を建設すると発表した。
現在建設中の第2工場は、デリー中心部から約90km離れたラジャスタン州タプカラ工業地域にあり、年間60万台を生産する工場として2011年7月に稼働を開始する。
今回、さらに生産能力を60万台拡大し、2012年3月には年間生産能力を120万台とする。
この第2工場では、第1工場で培ってきた生産技術をベースとしながら、最先端の自動化技術を導入し、従業員の負荷低減を図る。また、生産エネルギーの削減や水のリサイクル等も積極的に展開し、より人と環境にやさしい工場を目指す。
新しく建設することになった第3工場は、インド南部のカルナータカ州バンガロール地域に位置し、2013年前半の稼働を計画している。生産能力は年間120万台の予定。これにより、同国北部にある第1・第2工場と合わせて広大な国土を効率的にカバーすることになる。
今回の生産能力拡大により、HMSIの年間生産能力は既存の第1工場の160万台に加え、第2工場の120万台、第3工場の120万台を合わせて計400万台となり、急拡大する市場への対応に備える、としている。
■第3工場
所在地：カルナータカ州バンガロール地域ナルサプール
敷地面積：35万㎡
生産能力：120万台/年（稼働開始時）
生産機種：スクーター:Activa、モーターサイクル:CBTwister、CBShine
