東芝は6月8日、マレーシアの電力流通(T&D)機器の製造・販売会社のトップランク社(以下:TRC社)の株式の75%を取得し、社名を東芝電力流通システムアジア社に変更したと発表した。
TRC社は、マレーシアを中心に電力・産業向けの中圧スイッチギア、真空遮断器の製造・販売を展開。また、電力系統向けの計算機システムや、送変電・配電機器供給を土木・据付工事まで一括して請負うプロジェクトの実績もあるなど、配電システムから送変電システムまでT&D事業を幅広く展開している。
東芝電力流通システムアジア社を中圧スイッチギアと真空遮断器のグローバル供給拠点とするとともに、東南アジアでのT&D関連システムの中核拠点とすることで、2015年に同地域におけるT&D事業の売上高500億円を目指す。
■新会社の概要
社名:東芝電力流通システムアジア社
所在地:マレーシア国セランゴール州
株主比率:東芝75%、Global Kiara Investment25%
従業員数:約200名
事業内容:中圧スイッチギア、真空遮断機、低圧配電盤、電力系統向け計算機等の製造販売およびT&D関連システムのEPC