佐川急便は6月30日、東日本大震災の復興支援として5月より宮城県石巻市近郊の被災者採用を進めていたが、定員100名に達したと発表した。
<救援物資の仕分け作業>
7月1日からは石巻市の要請に基づき、自衛隊撤収後の救援物資管理業務を当社が受託しており、100名の従業員は石巻市の依頼によるボランティア活動として、救援物資の仕分け等に従事する。
同社では地震発生直後から、物流という社会インフラ維持とライフライン確保に全力で取り組んできた。5月21日からは被災したすべての営業店において集荷・配達を再開したほか、宮城県内の各自治体(石巻市、東松島市、女川町)からの要請で避難所(合計274か所、避難者約4万人…各最大時)への救援物資配送を受託し、現在も継続している。
また、グループ全社で被災者を優先的に約2500名(石巻の100名含む)を新たに採用する計画を取りまとめ、現在各社において募集をしている。