バンテックは9月26日、公正取引委員会への審判請求が棄却されたことへの異議申し立てについて取り下げを決めた。
今回、申立てが仮に認められない場合であっても、早期の解決が同社の利益になると判断し、高等裁判所へ上訴しないこととした。
同社は、2009年3月18日に、公正取引委員会より国際航空貨物利用運送業務に係る運賃及び料金について独禁法違反があったとして、排除措置命令と課徴金(4億1789万円)の納付命令を受けた。
しかし、同年4月24日に公正取引委員会に対し審判請求を決め、審判による公正な判断を求めていたが、2011年7月6日付で同委員会から審判請求が棄却となった。
このため、一部の事実認定において見解の相違があったとして、異議申立てを行っていた。
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