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アルプス物流/4~9月の売上高1.9%増、営業利益6.6%減

2011年10月28日/決算

アルプス物流が10月28日に発表した2012年3月期第2四半期決算によると、売上高340億2400万円(前年同期比1.9%増)、営業利益17億5500万円(6.6%減)、経常利益18億2600万円(0.9%増)、当期利益8億4800万円(11.3%減)となった。

電子部品物流事業は、東日本大震災に伴うサプライチェーンの混乱や電力供給制限の影響によって、生産や貨物量の停滞傾向が続いた。同社グループでは、新規・深耕拡販を推進するとともに、貨物量に合せた運営体制の効率化に取り組んできた。

一方で、中期的な「新たな成長」に向けた諸施策についても継続して進めてきた。貨物量拡大に向けたグローバル・ネットワークの強化として、国内ではこの4月に小名浜営業所の増築倉庫、5月には北上営業所の新倉庫がそれぞれ稼働を開始した。

海外では3月に設立した韓国アルプス物流が光州、ソウル近郊の水原でそれぞれ稼動を開始。また、中国では内陸部の重慶に現地法人・支店の設立、上海・松江の新倉庫開設など、着実に拠点・ネットワークの整備・拡充を進めてきた。

業績については、海外では規模を拡大したが、国内での貨物量減少や顧客の輪番操業への対応等による事業効率の低下が影響し、落ち込みをカバーするには至らなかった。

売上高は160億8500万円(2.8%減)、営業利益は13億1600万円(10.0%減)。

消費物流事業は、グループ会社である流通サービスが、生協の個配関連を中心に事業拡大を進めてきた。第2四半期連結累計期間は、個人消費の低迷や、顧客の物流再編や合理化が進む厳しい事業環境が続いたが、新規の顧客開拓を進め、物量の減少をカバーしてきた。しかし、若干の減収減益となった。

なお、8月に流通加工の大型拠点として、八潮物流センターをオープン。保管能力を増強し、新規・深耕拡販と事業効率の向上につなげる予定。

売上高は110億300万円(0.2%減)、営業利益は2億6000万円(1.1%減)の結果となった。

通期の業績予想は、売上高690億円(3.1%増)、営業利益37億円(3.7%減)、経常利益38億円(0.5%減)、当期利益18億円(10.4%増)。

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