東陽倉庫が11月9日に発表した2012年3月期第2四半期決算によると、売上高99億8400万円(前年同期比0.7%増)、営業利益3億200万円(17.5%減)、経常利益3億1800万円(23.1%減)、当期利益2億2800万円(134.3%増)となった。
国内物流事業は、関東地区では、東日本大震災による影響も一時的に発生したが、国内における生産、個人消費が緩やかに回復したことにより、化学工業品及び食料工業品の取扱が増加した。
この結果、売上高は、前年同期より4900万円増加し53億500万円となった。また、セグメント利益は関東地区での震災の影響等により、200万円減少し、4億4700万円。
国際物流事業は、金融市場の不安定化や欧米経済の減速、円高の進行により、輸出貨物の取扱、船内作業の取扱及び航空貨物の取扱が低調に推移した。
この結果、売上高は、2300万円増加し44億8600万円となったが、セグメント利益については、賃借料、人件費、運送費等の営業原価が増加したことと助成金収入の減少等により、7500万円減少し、1億4800万円となった。
通期は、売上高206億円(1.2%増)、営業利益8億円(増減なし)、経常利益8億7000万円(0.6%増)、当期利益5億円(16.8%減)を見込んでいる。