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三菱重工/復原力回復装置を搭載RORO船を開発

2012年02月08日/IT・機器

PR記事

三菱重工業は2月8日、船舶の復原力回復装置と同装置搭載のロールオン・ロールオフ一般貨物船(RORO船)を開発し、初号船を日本通運グループの日本海運から受注したと発表した。

<復元力回復装置の概念図>

20120208mitsubishi1 - 三菱重工/復原力回復装置を搭載RORO船を開発

<船体の横断面>

20120208mitsubishi2 - 三菱重工/復原力回復装置を搭載RORO船を開発

航行中に損傷した際、浸水した海水を船底部の空所(ボイドスペース)に導く設備を設けることにより、重心を素早く下げて損傷により低下した復原性を高めることで転覆リスクが軽減される。

同装置の採用により、船内の車両積載スペースを小区画に分割するなどの措置が不要になるため、積載車両台数の減少もなく規則強化前と同様に船内の車両移動などが円滑に行えるようになる。

受注第1号のRORO船は、船長170mでトレーラーシャーシ約170台、乗用車約100台を積載し、23ノットの船速を誇る。従来の同クラスRORO船に比べ燃費を約10%改善した省エネ船型。同社下関造船所(山口県下関市)で建造し、2013年3月の引き渡しが予定されている。

復原力回復装置(特許取得済み)の搭載対象となるのは同規制が適用される新造船で、RORO船のほか、自動車専用運搬船(PCTC:Pure Car & Truck Carrier)、フェリーの3船種への搭載が想定されている。

いずれも多数の車両を搭載できるように船楼の上部を大きく確保していることから予備浮力も大きく、高速航行するため喫水線下はシャープな船型を持つ。これらの船種を対象として低コストの装置を目指し開発を行ったとしている。

 

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