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アスクル/BtoC通販事業本格参入で、物流インフラ投資483億円

2012年04月27日/物流施設

アスクルは4月27日、ヤフー株式会社との業務・資本提携を発表し、新たなEコマース事業(BtoCのオンライン通信販売事業)を共同展開すると発表した。

業務提携開始後2年以内に新たなEコマース事業分野で圧倒的ナンバー1となることを目標としている。

このため、全国すべてのエリアを網羅する物流インフラの構築を行うとして、今年6月から2017年5月までに、物流インフラに483億円を投資する計画。その大半を最初の1年間のうちに完了する予定。

既存の首都圏、東北、中部、近畿、九州沖縄地方の5エリアの物流エリア拠点の増強と、北海道、北陸、北関東、中国、四国地方の計5か所の物流エリアに新規物流拠点を開設する。

これに加え、86億円で、物流拠点の増設等に伴う情報システムの整備、オンライン通信販売用のウェブシステムの利便性・検索性・効率性の向上のための情報システムの更新、非在庫直送型商材やロングテール商材等を効率的に供給するための情報システムの開発に投じる。

投資金額合計は569億円で、既存5エリアに新規の5エリアを加えた10エリア展開となり、全国の物流インフラの構築が達成できるとしている。

569億円のうち328億円は今回の資本提携で調達し、残額の241億円は、借入金等の負債による調達や今後生じた手元資金等での調達を検討する。

新たなEコマース事業は、ヤフーの一般消費者に対する集客力を活用することで、アスクルが課題としてきたBtoC のオンライン通信販売事業という新規事業における成長を強く推し進め、一般消費者から最も選ばれるBtoCのオンライン通信販売事業を目指す。

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