日本貨物鉄道が6月14日に発表した5月の輸送動向によると、コンテナ貨物の輸送実績は156万8000トン(前年同月比11.9%増)、車扱は57万5000トン(9.8%減)となった。
コンテナ貨物は、紙・パルプや自動車部品をはじめ全ての品目が前年を上回った。
紙・パルプは昨年、東北地区の製紙メーカーが被災したため本年は増送となった。また自動車部品は、震災以降大幅に減産となった自動車の、販売増に伴う増産体制が続き前年を大きく上回った。
車扱貨物は、石油をはじめ全ての品目が前年を下回った。
石油は価格の値下がりを見越した買い控えにより減送となった。セメント・石灰石は、セメントが工場の定期修理の実施に伴い大きく減送となった。