スズキは7月19日、インドの製造子会社「マルチ・スズキ」のマネサール工場で、7月18日に暴動が発生したと発表した。
事の発端は休憩時間にインド人班長がインド人ワーカーに仕事のことで注意をしたところ、インド人ワーカーがインド人班長に暴力をふるってきた。
インド人班長は人事部に報告し、停職処分を決定した。その後、インド人ワーカーは労働組合に救済を申し出、労働組合は停職処分の撤回を求めてきた。
同日15時ごろから一勤のインド人ワーカーが構内に集結し始めた。この間、グルガオンの労働官と同社の労働組合、人事部がマネサール工場内事務所で話し合いを行っていた。
19時30分ごろ、約100名の暴徒化したインド人ワーカーが事務所に乱入し、事務所にいたスタッフに暴力を加えた。
その結果、死亡1名、負傷者は41名が入院し、46名が病院で治療を受けた。建物は、事務所と守衛所が放火された。設備については大きな被害は無く、調査中。
暴徒は100名前後で、当初40名ほどの警察官が来たが、沈静化した後は検挙のため数百名の警官が敷地に入り調査を開始。
今回の暴動が計画的に発生したのか、偶発的に発生した問題かを調査していく、としている。
亡くなったインド人幹部はマネサール工場の人事部長で、温厚な人物だったという。事件の調査があるため19日に続き20日もマネサール工場は休業とした。
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