ヤマハは7月31日、国内事業構造改革のの基本方針を決定した。
国内の楽器生産は、製造原価の低減と中高級品の生産における独自の製造技術や技能の維持・強化を図るため2014年4月をめどに、国内の生産体制を改編する。
2014年3月期には、自然減耗等も含めた人件費削減で17億円、事業の再編や業務の改善による合理化で10億円の合計27億円を効果として見込んでいる。
ピアノ生産部門(掛川工場)を分社化し、ピアノ用木材部品の加工等を行う山梨工芸と統合して、ヤマハピアノ製造(仮称、掛川市領家)とする。
管楽器生産部門(豊岡工場)を分社化し、管弦打楽器等の製造を行うヤマハミュージッククラフトと統合して、ヤマハ管弦打楽器製造(仮称、磐田市松之木島)とする。
電子楽器・音響機器生産部門(豊岡工場)を分社化し、ヤマハデジタルプロダクツ(仮称、磐田市松之木島)とする。
半導体事業は、国内で生産しているコスト競争力が低いデバイスは、順次、海外委託生産へ切り替える。
ヤマハ鹿児島セミコンダクタを、高度な生産技術を要する地磁気センサーの生産工程を中心とした工場へ転換する。
ESR/伊丹空港至近、2.99万m2のマルチテナント型物流施設竣工