富士電機は9月10日、パワーエレクトロニクス応用製品を中心にした生産拠点として、タイに新工場の設立を決めたと発表した。
<完成予想図>
投資額は約48億円、2013年10月に稼働開始の予定で、タイの製造子会社である富士電機パワーサプライ社が、新工場を設立し、アジア地域の中心的な生産拠点と位置づける。
アジア地域で、火力・地熱発電の受注拡大、日系顧客への産業プラントシステムの拡販、パワーエレクトロニクス応用製品を主体としたコンポーネントビジネスの拡大を図る。
日本・中国・アジアのグローバル3拠点生産体制を確立し、各地域で現地設計と地産・地消の推進によるコスト競争力の強化を図るとともに、災害・為替等のリスクを回避する。
タイ新工場の概要
所在地:タイ王国パトゥムタニ県
生産品目:パワーサプライ製品の基幹ユニット、無停電電源装置(UPS)、パワーコンディショナ(PCS)、サーバ電源、インバータなど