LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





日新/4~9月の売上高1.6%減、営業利益31.1%増

2012年11月06日/決算

日新が11月5日に発表した2013年3月期第2四半期決算によると、売上高880億7000万円(前年同期比1.6%減)、営業利益20億2600万円(31.1%増)、経常利益21億2400万円(13.4%増)、当期利益8億6200万円(16.0%減)となった。

日本での、輸出海上貨物は、自動車生産の国内外での増産に伴い、四輪完成車、CKDなど自動車関連部品の取扱いは回復したが、欧州景気停滞の影響等により、ソーラー関連の取扱いは低調だった。

輸入海上貨物は、製材・合板関係や鋼材などの好調な取扱いが続いたほか、アパレル、雑貨、家具の取扱いが底堅く推移するなど、全般的に順調だった。

輸出航空貨物は、アジア、北米向け自動車関連部品の取扱いが収益に寄与したものの、円高の影響もあり、北米向け電子部材をはじめ、全般的に伸び悩んだ。

輸入航空貨物は、北米発の青果・生鮮・食品貨物が好調に推移した。

国内倉庫・輸送では、引き続き堺ロジスティクスセンターをはじめとした関西地区の各倉庫が高水準な稼動を続け、また、四輪完成車の内航船業務が堅調だった。

海外では、米州は、自動車関連部品の取扱いが輸出入ともに大幅に増えたほか、液晶関連の取扱いや倉庫業務が収益に寄与するなど、好調に推移。

欧州では、自動車関連部品を中心に取扱いが伸びたことに加え、業務効率化の効果により、回復基調をたどった。

アジアは、タイ洪水後の自動車生産回復に伴い自動車関連部品などの航空・海上輸出入がともに大幅に増加するなど、好調。

中国では、電子部品・部材の航空輸入、電機関連の海上輸出が引き続き順調に推移した。

この結果、物流事業の連結売上高は633億3300万円(1.3%減)、セグメント利益(連結営業利益)は14億4800万円(19.7%増)となった。

通期は、売上高1798億円(0.4%増)、営業利益42億円(10.8%増)、経常利益43億円(4.4%増)、当期利益23億円(17.9%増)を見込んでいる。

関連記事

3PL・物流企業に関する最新ニュース

最新ニュース