ニチユ(日本輸送機)は11月8日、三菱重工業からの国内向けエンジン式フォークリフト(エンジン車)生産の要請を受け両社で検討を行ってきたが、このほど生産業務委託について基本合意に至ったと発表した。
ニチユと資本提携関係にある三菱重工はグローバルな生産体制の再編に取り組んでおり、その一環としてニチユでの国内向け小型エンジン車の委託生産を実施するもの。
生産場所はバッテリー車と同様、ニチユ京都工場と滋賀工場を予定しており、既存設備を最大限に活用することで投資を抑制するとともに、生産・物流面での効率化を目指す。
三菱重工からの部品供給により、滋賀工場でのマスト(フォークを上下に移動させる昇降装置)溶接・組立て、京都工場での最終組立てを前提としたレイアウトを計画している。
三菱重工は生産体制を再編する方針の下、汎用機・特車事業本部本工場での車両の生産を2013年12月末で終了するとしている。
なお、生産開始時期は2013年5月、生産規模としては年産約4000台を見込む。
JALグループ/8月の国際貨物18.3%増、国内貨物14.0%増