三井倉庫は12月6日、関連会社の三井倉庫ロジスティクスが「2012年度 第11回グリーン物流パートナーシップ優良事業者表彰」受賞したが、その概要を発表した。
受賞の理由は、複数の家電メーカーから各量販店への異なる製品配送システムを一元化するとともに、配送拠点を集約化することにより、大規模な共同配送を実現し、二酸化炭素排出量削減達成に寄与したとして、その功績が認められたもの。
三井倉庫ロジスティクスの事業は福岡県の自社施設（福岡物流センター）で、シャープ、富士通パーソナルズを含む9社の企業と共に取り組んできたものだ。
取り組みのポイントとして、大規模な共同配送で家電メーカー各社独自の製品配送システムを一元化する為、EDIを核としたラベル情報の疎通管理等を行うシステムを開発したこと。
さらに、共同配送に参加した企業間での情報の機密性の担保や、納品先への配送ルートや時間帯の最適化等の課題について、物流事業者、家電メーカー各社の協力を得た結果、実現に至ったもの。
CO2排出削減量は22.9トン、CO2排出削減率は、40.6％だった。
