プロロジスは10月7日、グローバルで物流施設賃料が年間5%以上上昇するとしたリサーチ結果を発表した。
「物流施設に追い風、景気回復が賃料上昇を後押し」テーマにしたレポートで、グローバルの物流施設賃料について分析をしている。
2014年から2017年にかけて、全体の賃料は年間5%以上上昇し、4年間で20~25%賃料が上昇するとみている。
この見通しは、世界経済が足踏み状態から脱しつつあることと、景気回復のペースが加速していることに基づいているとしている。
現在の賃料水準は新規物流施設開発のコストに見合っていないが、需給バランスの逼迫に伴う、賃料上昇が期待される。
加えて、世界景気の回復と共に、再調達コストも上昇しており、特に景気循環の中で、回復局面にあるアメリカやヨーロッパにおいては、賃料の上昇が期待されるという。