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米国/10月度のアジア主要10か国発のTEU実績10.4%増

2013年11月15日/調査・統計

Zepol(ゼポ)は11月14日、米国海上コンテナ輸入の10月実績をまとめた。

アジア主要10か国発TEU(B/L・Loading Port・母船積地ベース・実入り・FROB含)は前年10月との比較では10.4%増となった。

これは先月の8.3%増に続き例年の傾向を上回るもので、10月実績としては2007年10月分(126万TEU) 以来の高い実績となった。ただし、1月~10月累計としては、3月の減少もあって、昨年実績に対して0.8%増と微増にとどまっている。

アジア発の6割以上を占める中国発は、前年比12%増で、7月3.7%増、8月4.5%増、9月10.4%増、と4か月連続プラスとなった。

他のアジア主要国も、韓国2.0%減と日本2.6%減以外は6か国が揃ってプラスとなり、ASEAN4か国とインドは二桁の伸びを示した。

特に、シンガポール発は2013年7~9月(3Q)実績で日本を越えて5位となったが、10月実績でも24.4%増の伸びで日本を約5000TEU上回り、5位となっている。

10月の米国向けコンテナ世界全体では、アジア発の好調に加えて、中米発20.8%増、 南米発24.5%増、 欧州発27.8%増、 北米(カナダ)発31.7%増と、いずれも先月に続いて、前年比で大幅増となり、全体合計で15.1%増と、年末需要増への期待を更に裏付けた形となっている。

日本発は、母船積地ベースで9月分から11.5%の増加だったが、前年同月比では2.6%のマイナスとなった。

問い合わせ
ZepolJapan
南石正和
mnasneki@zepol.jp

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