日本郵船は12月5日、自動車専用船2隻の、船舶で発生する環境影響物質の取り扱いや排出している温室効果ガスなどの環境データに関して、適正な開示が行われているとして、第三者認証機関であるロイド・レジスター・クオリティ・アシュアランス・リミテッド(LRQA)から、認定書を授与されたと発表した。
認定では、船舶が排出する環境影響物質を計測・評価する指標「Clean Shipping Index」(CSI)が求める環境に関する20項目の要素について、正確な数値や情報を提出・開示していることが確認された。CSIを用いた環境データについて認証を受けるのは、邦船社では初めてとなる。
日本郵船は2010年からCSIを利用したデータベースに報告、登録をしており、CSIの運用を行っている荷主企業に対して環境関連データを開示している。
2012年のデータについて、実際に本船を訪れ、本船側で管理、把握しているデータと本船から送られてきているデータに差異がないことを検証し、確認を受けた。