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積水化学/国内生産拠点再編、生産コストと物流コストを最小化

2014年01月16日/生産

積水化学工業は1月15日、環境・ライフラインカンパニー収益力強化を図るため、汎用品を生産する東京工場の閉鎖を発表した。

汎用品の生産拠点は、北海道から九州まで網羅していることから、各地域の需要に対する生産と物流の最適化を図る「地産地消」を基本戦略として再編を進め、生産コストと物流コストを合わせたトータルコストの最小化を図る。

東京工場は、2014年度中に他の生産拠点への生産移管を進め、2015年3月末日で生産中止、工場を閉鎖する。

東京工場の主要生産品目である継手・雨といが、将来的に需要の減少が見込まれる汎用品で、施設も老朽化や耐震化の対策に多額の費用が必要となっていた。

工場周辺では宅地化や再開発が進んでおり、永続的な生産活動が困難な状況になりつつあった。

生産拠点再編の考え方にもとづき、東京工場において生産中の製品を他の拠点に振り分け、競争力の強化を進め、従業員は、移管先の生産拠点と成長事業に関わる拠点への異動により、全員の雇用継続を図る。

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