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センコー/3月期は増収増益、来期も

2014年05月07日/決算

センコーが5月7日に発表した2014年3月期決算は、売上高3338億8300万円(前期比13.7%増)、営業利益121億2200万円(22.3%増)、経常利益113億500万円(11.9%増)、当期利益65億300万円(25.0%増)となった。

売上高は、積極的な販売拡大、消費増税前の駆け込み、アストの子会社化など増収となり、利益面は、燃料費の上昇やドライバー・車両不足に起因する外注費の高騰などがあったが、増収効果、コスト削減効果、生産性向上活動の成果がでた。

主な事業展開では、首都圏にファッション物流に特化した東京ベイ・ファッションアリーナ(千葉県市川市)を、関西に医療・医薬業界向けの北大阪PDセンター(大阪府茨木市)を新設。

北海道と中部地区の事業基盤を強化するため札幌PDセンター2号倉庫(北海道札幌市)、小牧第2PDセンター(愛知県小牧市)が稼働した。

中部地区の住宅資材のハブ拠点となる中部住宅物流センター(愛知県名古屋市)を開設し、スマートフォンとGPSなどを活用した輸送管理システムを開発し、特許取得するなど物流サービスの向上を図った。

重量物配送の全国ネットワークを完成させ、家庭用蓄電池の配送・据付を開始など、新たな事業の開発にも取り組んだ。

ケミカル物流事業では、大門物流センター(滋賀県守山市)に危険物倉庫を含む2棟の新倉庫を増設したほか、荷主と共同で2隻のアスファルトタンカーを建造し、韓国と日本を結ぶ航路で就航した。

バルク輸送(液体・粉体・粒子状の樹脂原料などの輸送)の販売拡大に力を入れ、新たな業務を受託した。

海外は、タイで日系自動車工場向けの自動車部品の調達輸送を開始し、日系化学メーカーの工場内物流なども開始した。中国では、青島で日系小売店向けに物流センターを開設するとともに、蘇州で住宅物流事業を本格稼働した。

韓国の釜山新港に、韓国と日本、第三国間の輸出入貨物を取り扱うKO-SENKO物流センターを開設した。

家庭用紙の卸売業者であるアストをグループに迎え、全国に保有する延べ2万坪以上の物流センターを使用した直納入体制を構築している。

来期は、売上高3800億円(13.8%増)、営業利益140億円(15.5%増)、経常利益130億円(15.0%増)、当期利益74億円(13.8%増)を見込んでいる。

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