日本通運は5月9日、台湾日通国際物流が台湾北部の桃園県桃園市に新倉庫「NEXT倉庫」を竣工し、営業開始したと発表した。
倉庫が建設で規制のある台北市に隣接する桃園県に延床面積約2万7300㎡、4階建ての新倉庫を建設。
台北市から約20㎞、輸出入貨物の玄関口である台北港まで約22㎞、桃園国際空港まで約17㎞の立地。
倉庫は4階が定温、防塵仕様となっており、電子部品、健康食品など温度管理が必要な貨物の保管に対応する。
3階は中2階構造とし、保管スペースを最大限活用できるようVNAラック、3WAYフォークリフト、ピッキングフォークリフトを設備。1階には、大型トラック12台が同時に接車でき、スムーズな入出庫が可能。
24時間常駐警備、監視カメラ、センサー機能を完備し、セキュリティー面でも万全な体制を整えている。
在庫管理システム「REWARDS」を導入しており、ピースピッキングや検品作業など在庫管理だけでなく、付加価値を付けたサービスも提供する。
消費地への配送は、提携している宅配業者「宅配通」の活用で台湾全土をカバーし、EC市場で不可欠なクレジットカード決済、コンビニ渡しにも対応する。
■概要
施設名:NEXT倉庫
住所:台湾桃園県桃園市塩務路57巷31
敷地面積:1万3200㎡
延床面積:2万7300㎡
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