乾汽船が5月12日に発表した2014年3月期決算によると、売上高164億8600万円(前年同期比31.5%増)、営業損失12億300万円(前期は18億3000万円の営業損失)、経常損失12億3800万円(前期は11億800万円の経常損失)、当期利益3億8000万円(前期は37億3700万円の当期損失)となった。
効率的な配船を引き続き追求すると共に、減速航海による燃料費の削減や国内諸経費の削減に努めたが、市況の低迷による採算の悪化をカバーするには至らず、当連結会計年度の営業損益及び経常損益は赤字となった。
3万7000DWT型の新造船が2隻竣工し、船隊の新鋭船への代替が計画通り進捗している。
この代替にともなう老齢船の売却、保有株式の売却による特別利益を計上し、当期利益は3期ぶりの黒字となった。
来期は、売上高185億円(12.2%増)、営業利益2億7000万円(-)、経常利益8000万円(-)、当期損失7億7000万円(-)の見通し。
乾汽船 決算/4~6月の売上高6.6%増、営業利益122.9%増