ダノンジャパンは5月13日、館林工場の隣接地に物流センターを集約すると発表した。
2022年までに国内の生産拠点である館林工場の生産能力を2倍に拡大する計画で、その一環として実施する。
冷蔵設備を備えた物流センターは、ダノンジャパンが2013年に取得した館林工場に隣接する土地7万2000㎡のうち、2万6300㎡を大和ハウス工業に売却し、大和ハウス工業が6月に着工、完成・稼働開始は2015年2月を予定している。
センターは日立物流が賃借りして、ダノンジャパンより物流業務を受託し、全国各地の配送拠点(ディストリビューションセンター)への出荷、関東圏の顧客への配送、原材料と包装材の受領・保管・工場への出荷業務などを行う。
現在は群馬県伊勢崎市、館林市などの複数の倉庫への委託や館林工場内での保管によって対応している。
センターが配送・保管拠点として稼働することによって、輸送時間の短縮や業務効率の向上、輸送距離の短縮による環境負荷の軽減を実現する。
ヤクルト本社もセンターの共同利用者として、全体のほぼ25%相当(ダノンジャパン75%)を2015年4月から利用する。
■施設概要
名称:館林物流センター
借主・運営者:日立物流
敷地面積:約2万6300㎡
延床面積:約1万4800㎡
建物構造:準耐火構造地上2階建て
温度帯:常温、チルド
トラックドック数:大型12、中型19
その他設備:非常用自家発電装置
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