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セイノーHD/3月期の売上高5.3%増、営業利益40.7%増

2014年05月14日/決算

セイノーホールディングスが5月14日に発表した2014年3月期決算によると、売上高5434億700万円(前年同期比5.3%増)、営業利益201億8900万円(40.7%増)、経常利益253億2400万円(30.1%増)、当期利益154億9000万円(27.5%増)となった。

輸送事業は、収入の拡大と利益の確保を図るため、主力事業である商業小口路線混載事業の一層の充実を図るとともに、中期経営計画に基づきロジスティクス事業の拡大や時間提供商品の拡販、運賃収受率の改善、路線便の積載率や輸送品質の向上などを着実に実施した。

サプライチェーン全体の効率化を実現する韓国釜山新港の自由貿易地域の活用「PPP(釜山・プラットフォーム・プロジェクト)」が顧客の選択肢の一つとなるよう提案できる環境を整えるなど、国際化へ対応も進めてきた。

拠点展開では、四国西濃運輸による徳島支店(徳島県板野郡)の新築移転を行い、営業力強化に加え業務効率とCSの向上を図っている。

中核会社の西濃運輸では、輸送の良循環を構築し、安定した輸送力と時間・氣持・精度を顧客に提供することで一層のCS向上に努めた。また、新規顧客の獲得、実費・サービスの有料化、適正運賃や燃料サーチャージの収受などに注力することで収入の確保を図りながら、物量に相関した費用の適正管理を行うことで、安定した利益の確保を図った。

グループの急便・航空貨物の輸送を担う西武運輸(4月からセイノースーパーエクスプレスに商号変更)では、基幹事業であるエクスプレス事業の拡充を進めながら、収入の拡大と経費の適正管理に努めてきた。

結果、輸送事業の売上高は3933億2000万円(5.9%増)、営業利益は127億7800万円(84.7%増)。

来期は、売上高5440億円(0.1%増)、営業利益203億円(0.5%増)、経常利益220億円(13.1%減)、当期利益120億円(22.5%減)を見込んでいる。

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