富士通セミコンダクターは5月15日、車両に搭載したカメラの画像を解析して自車に接近する他の車両や人などの物体を検知する機能を、グラフィックスSoC用ソフトウェア「接近物検知ライブラリ」として製品化したと発表した。
独自の技術により誤検知率を大幅に低減したのに加え、同機能をソフトウェアで実現するためのさまざまな最適化を行い、通常必要となる専用のハードウェアを使用せずに実装することが可能になった。
「接近物検知ライブラリ」は、同社製汎用グラフィックスSoC「MB86R24」を搭載した評価ボード上で動作確認できる評価版としての提供を5月から、製品版の販売を9月から開始する予定。
今後、同方式の製品分野において市場をリードし、ワールドワイドでのトップシェアを目指す。