Zepol(ゼポ)は6月9日付で、米国海上コンテナ輸入の5月実績をまとめた。
アジア主要10か国発TEU(B/L・Loading Port/母船積地ベース・実入り・FROB含)は、前月から4.2%増加し前年同期比7.5%増の119.6万TEUとなった。
5月としては、2006年の118.9万TEU、2007年の118.4万TEUのリーマンショック前を越えるレベルだった。
米国向け世界合計(FROB含む)でも、このアジア発増勢に加えて、欧州発と南米発の前年比がそれぞれ4.2%、9.9%増、カナダ発は34.5%増と8.1%減の中米を除いて全体的に好調で、世界全体では前年比5.2%増(前月比1.0%増)の187万TEUとなった。
アジア発の約6割を占める中国発の前月比7.5%増、前年比8%増、韓国(5.7%)、香港(9.3%)、シンガポール(2.1%)、マレーシア(17.3%)、 インド(19.3%)も増だった。一方、台湾が3か月ぶりに7.2%の減となり、ベトナム、タイはそれぞれ3.6%、9%、の2か月連続減となった。
日本発は直航分は0.3%増と横ばいで、かろうじて4か月連続増を維持したが、釜山経由のTSは22%増と大幅増だった。
日本発直航分の米国港別の前年比は、ロスアンゼルス、ロングビーチ向けがそれぞれ1.2%、5.8%減に対して、タコマ、シアトル、オークランド向けはそれぞれ17.1%、3.3%、14.1%増、サバンナ向けは7.6%減、ノーフォーク、ニューヨークはそれぞれ19.7%、49.6%の増加だった。
問い合わせ
ZepolJapan
南石正和
mnasneki@zepol.jp