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沖電気/包装材指令にも対応の製品含有化学物質情報システム提供

2014年07月24日/IT・機器

沖電気工業(OKI)は8月1日、製品含有化学物質情報システム「COINServ-COSMOS-R/R(コインサーブコスモスアールツー)」(COSMOS-R/R)の集計機能と法令評価機能を強化し、提供を開始する。

<システム概要>
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包装材指令と各企業独自の要求基準などの適合性評価にも対応可能なシステムを実現した。

OKIはJAMP発行の情報伝達シートの情報を基にしつつ、化学物質群と法令適合性評価の定義をそれぞれ任意に指定できる手法を開発した。

従来は、包装材指令と各企業がRoHS指令とREACH規則より個別に厳しく制定している要求基準などに対しては、個別管理の上、手作業による集計が必要だったが、この手法を適用することにより、煩雑さもなく柔軟かつ効率的に評価することが可能になった。

関連する文書管理を組み合わせることで、法令適合性評価の精度を高めることも可能にしており、各種法令適合性マネージメントのよりいっそうの強化が実現できる、としている。

価格は、標準構成で830万円(税抜き)、販売目標は2015年度までに50社を見込んでいる。

なお、JAMPとは日本のアーティクルマネジメント推進協議会のことで2006年9月に化学物質情報などを適切に管理し、サプライチェーンの中で円滑に開示・伝達するための具体的な仕組み作りとその普及を目的として発足した協議会。

また、包装材指令とは、市場に出る全ての包装物・包装廃棄物に対して適用され、それらの発生を抑えるための措置をとることおよびそれらの再利用を求める指令。1994年12月にEUで採択された。

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