国土交通省は7月25日、車両火災防止にホイール・ベアリングの点検整備を行う注意喚起を発表した。
整備不良が原因となった車両火災の中で、車輪・車軸に関するものが約1割(2010年度においては、94件中10件)と多いことから、これに着目して調査分析したところ、ホイール・ベアリングの点検整備を怠ると回転部位の潤滑剤であるグリスの劣化や漏れによる潤滑不良が発生し、走行性能等に影響が生じることが確認された。
特に、大型自動車等で用いられる分割型ベアリングは、定期点検時に適切にグリスの補充や交換等の整備を行う必要があると呼びかけている。