LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





トッパン・フォームズ/RFIDによる配送車両の管理システム稼働

2014年10月07日/物流施設

トッパン・フォームズは10月7日、新RFID技術を活用した車両入退場管理システムと磁気媒体管理システムを構築し、本格稼動を開始した。

<製品入出荷室での車両認証(入場時)>
20141007toppan 500x169 - トッパン・フォームズ/RFIDによる配送車両の管理システム稼働

首都圏のメインプラントである滝山工場とデータセンター採用したもので、セキュリティー設定レベルの高い製品入出荷室でUHF帯のRFIDタグを用いた車両の入退場管理システムが稼動した。

このシステムは配送車両特定と、入出荷室での入退場認証を行うことで、指定された入出荷室への入退場時間を把握するとともに、収集したログの活用により誤配送防止につなげる。

フォークリフトを運転する作業者の工場内部から入出荷室への出入りも、RFIDタグを使用したシステムでシャッターの開閉認証や通過ログの収集を行う。

認証を行うことで作業者を限定し、工場内部への誤侵入を防止する。

さらにフォークリフトに搭乗したままでのシャッターの開閉が可能となり、作業効率の向上にもつながる。

データセンターでは、RFID技術を用いた磁気媒体管理システムが稼動する。トッパンフォームズが開発・販売している資産管理パッケージシステム「Easy Checkout/イージー チェックアウト」とセキュリティーゲートシステムを連携させることで、顧客とのデータの受け渡しに使用する磁気媒体の個体管理や入出庫ログの収集、持ち出し状況の確認、不正持ち出し管理などを行う。

保管庫で預かっている磁気媒体の資産管理もこのシステム上でリアルタイムかつ正確に行うことができ、棚卸し作業にかかる時間を従来の6分の1に削減した。

トッパンフォームズでは今回の施策に留まらず、継続してセキュリティー体制の強化するとして、2大阪桜井工場(大阪府三島郡)、国内のその他生産拠点、データ処理拠点でもセキュリティー体制を強化するため、設備投資を行う。

また、社内導入によって蓄えた運用ノウハウを活かして顧客の利用環境下でも使いやすいシステムを構築し、拡販をしていくとしている。

関連記事

3PL・物流企業に関する最新ニュース

最新ニュース