ファーストリテイリングは10月9日に発表した2014年8月期決算によると、国内ユニクロ事業は、物流費(物流費・倉庫費)の増加により売上販管費比率が上昇した。
売上販管費比率は1.8ポイント上昇し、34.1%(前期32.4%)となった。
これは主に、パート・アルバイトなどの店舗人件費が増加により0.9ポイント押し上げ、定番商品の在庫を積み増したことによる物流費の増加により、0.5ポイント押し上げたと説明している。
販管費のうち物流費を含んでいるその他経費は、758億円で、国内ユニクロ売上高の10.6%(前期10.1%)を占めている。
なお、ファーストリテイリングは、今後3年間の取り組みとして、グローバルで最高水準のサプライチェーンを構築すると表明した。
グローバル最適な生産ネットワークの構築、商品企画からマーケティング、物流、販売まで、あらゆるビジネスシステムを最適化する計画だ。