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日新/4~9月の売上高7.4%増、営業利益16.0%増

2014年11月05日/決算

日新が11月5日に発表した2015年3月期第2四半期決算によると、売上高1000億7300万円(前年同期比7.4%増)、営業利益20億2200万円(16.0%増)、経常利益20億2800万円(3.4%増)、当期利益8億3500万円(32.1%減)となった。

日本では、輸出海上貨物は、自動車の現地生産拡大に伴い北米、アジア向けを中心に自動車関連部品や機械設備の取扱いが順調に推移した。輸入海上貨物は、アパレル、雑貨など全般的に堅調だったが、夏場以降、製材・合板関係は消費増税による影響を受け伸び悩んだ。

輸出航空貨物は、アジア・北米向け自動車関連部品の取扱いが堅調だったほか、電子部材の取扱いも増加するなど、前年を上回る水準で推移した。

輸入航空貨物は、北米発の生鮮は産地天候不良などの影響により取扱いが伸び悩んだが、自動車関連部品や医薬品の取扱いが順調だった。

倉庫・港湾運送では、倉庫は高稼働が続いたことに加え施設の集約化が収益に寄与した。ターミナル事業は、一部船社の航路再編の影響を受けたものの、中国船業務の回復に加え四輪完成車の内航船業務が順調だった。

海外では、米州は、自動車関連部品の取扱いは堅調だったが、生鮮の航空輸出が落ち込んだほか、家電関係の取扱いも低調だった。欧州では、厳しい事業環境の中、業務効率化と新規顧客開拓により収益を確保した。

アジアでは、引き続き自動車関連部品を中心に航空・海上輸出入の取扱いがともに順調だったことに加え、タイ・マレーシア間のクロスボーダートラック輸送が収益に貢献。中国では、電子部品・部材の航空輸出入が好調に推移し、前年度連結化した子会社の寄与もあったが、人件費や賃借料上昇の影響を受けた。

通期は、売上高1980億円(2.2%増)、営業利益44億円(8.8%増)、経常利益47億円(0.4%増)、当期利益21億5000万円(18.1%減)を見込んでいる。

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