丸全昭和運輸が11月10日に発表した2015年3月期第2四半期決算によると、売上高460億2200万円(前年同期比6.8%増)、営業利益23億2000万円(6.4%増)、経常利益26億3400万円(10.1%増)、当期利益17億7300万円(12.5%増)となった。
貨物自動車運送事業は、関東地区では産業用ガスと医薬品関連の新規3PL業務の受注があった。高機能樹脂や日用雑貨、非鉄金属の取扱いが増加した。中部地区では、食品添加物の取扱いが増加し、関西地区でも日用雑貨の取扱いが増加し、全体として増収となった。
港湾運送事業は、関東地区では建設機械の輸出取扱いが減少したが、青果物や家電製品、住宅関連の輸入取扱いの増加や東南アジア向けプラント案件の取扱いが増加した。中部地区でもステンレス増産に伴う沿岸荷役作業の増加もあり、全体として増収となった。
倉庫業は、関東地区では産業用ガスと医薬品関連の3PL業務の受注があった。日用雑貨や研磨材料の取扱いが増加した。中部地区では、家電製品や蓄電池などの取扱いが増加した。関西地区でも日用雑貨の取扱いが増加し、全体として増収となった。
鉄道利用運送事業は、関東地区での住宅建材などのJRコンテナの取扱いが減少し、全体として減収となった。
通期は、売上高940億円(5.0%増)、営業利益48億円(11.9%増)、経常利益51億円(8.5%増)、当期利益34億円(8.9%増)を見込んでいる。
セイノーHD 決算/4~6月の売上高3.4%増、営業利益6.3%増