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日本郵船/NYKグループ2014年重大ニュース発表

2014年12月24日/SCM・経営

日本郵船は12月24日、NYKグループの2014年重大ニュースを発表した。

「新中期経営計画」、「Shipping~海運業~」、「More Than Shipping ~海運業+α~」、「CSR推進活動 ~より良き企業市民を目指して~」、「その他」の5項目で構成。

2014年3月に発表した新中期経営計画 “More Than Shipping 2018~Stage 2 きらり技術力”では、「広義の技術力による他社との差別化」「LNG・海洋事業への重点投資とVolatilityの高い事業でのライトアセット化」、「財務基盤の強化」を挙げている。

Shipping ~海運業~では、コンテナ輸送の競争力強化を挙げ、4月には業界最高水準の燃費効率を誇る1万4000TEU型コンテナ船8隻の用船契約を締結。また、8月には、コンテナ船積付プラン業務を熊本構造計画研究所へ移管を発表している。さらに、次世代型自動車船隊の整備として、5月に日本初の7,000台積ポストパナマックス型自動車専用船が竣工させている。

More Than Shipping ~海運業+α~では、自動車物流事業の拡大として、新興国を中心に自動車物流事業拠点を整備し自動車物流サービスを拡大。7月には、SYMPHONYプロジェクト発足で完成車物流の次世代ソリューションを提案している。

また、LNG燃料の実用化として、3月に世界初LNG燃料自動車専用船2隻の建造を決定、7月に世界初大型LNG燃料供給船建造とLNG燃料販売事業へ参画を挙げている。

さらに、LNG・海洋事業の加速として、1月にLNG船初のフィリピン人船長と機関長が誕生、8月に中流権益キャメロンLNGプロジェクトへ参画、技術力の活用では、10月のバラスト処理装置「SKY-SYSTEMR」が国交省の承認を取得、11月には潤滑性向上性能をもつ燃料油添加剤を新開発したとしている。

CSR推進活動 ~より良き企業市民を目指して~では、第三者評価の取得として、2月に国内運輸業唯一のBronze ClassにRobecoSAM社より選定、3月に業界初「なでしこ銘柄」に選定、女性が働き続けられる環境整備が高評価、9月、10月に12年連続社会的責任投資の世界的指標銘柄に選定されたことを挙げている。

総合レポートの受賞や、環境先進企業としての歩み、社会貢献なども重大ニュースに含まれている。

その他では、独占禁止法第三条の違反として、3月に公正取引委員会から独占禁止法に基づく排除措置命令および課徴金(131億107万円)納付命令を受領したことを挙げている。

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