経済産業省が5月29日に発表した4月分の石油統計速報によると、原油輸入量は1599万kl、前年同月比5.1%減となり、6か月連続して前年を下回った。
輸入量の多い順に、サウジアラビア(490万kl、前年同月比10.7%減)、アラブ首長国連邦(398万kl、4.0%減)、ロシア(200万kl、29.9%増)、カタール(145万kl、28.7%減)、クウェート(133万kl、58.1%増)、となっている。
中東依存度は77.6%、前年同月に比べ2.3ポイント減と3か月ぶりに前年を下回った。
燃料油の在庫は943万kl、前年同月比1.4%減と8か月ぶりに前年を下回った。
油種別にみると、ナフサ、ジェット燃料油及び軽油は前年同月を上回ったが、ガソリンと灯油、A重油、B・C重油は前年同月を下回った。