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DHLサプライチェーン/ケイト・スペードジャパンの物流業務受託

2015年06月24日/SCM・経営

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DHLサプライチェーンは、グローバルライフスタイルブランドであるケイト・スペードの日本法人 ケイト・スペード ジャパンと物流業務での包括的委託契約を締結したと発表した。

DHLはケイト・スペードニューヨークとジャック・スペード商品の保管と80を超える国内店舗への配送業務、通販サイトとその他通販サイトのEコマース業務を担う。

ケイト・スペード ジャパンは急速な事業拡大、商品ラインアップの拡充、経営権の移行などさまざまな節目を経験し、さらにEコマースの売上が増加したため、新たなサプライチェーンの構築が急務だった。

導入した新たなソリューションでは、ブラジル、イタリアと米国など10か国にある生産工場から出荷された商品をDHLグループのリソースとネットワークを最大限活用し、航空・海上輸送のDHLグローバル フォワーディングと、国際エクスプレス(国際航空貨物輸送)のディー・エイチ・エル・ジャパンと連携して日本へ輸送する。

ITシステムについても、ケイト・スペード ジャパンが商品の輸送状況を随時確認できるようインターフェースを実装している。

店舗とEコマースの商品は共に日本到着後、千葉県柏市の倉庫に保管。以前、ケイト・スペード ジャパンは2か所の倉庫を運用していたが、DHLの提案により、倉庫を1か所に集約し、在庫の一元管理や配送の効率化によりコストを最小限に抑えることができた。

庫内レイアウトを変更・拡張して、これまでの倍の収容力を確保し、今後の更なる事業拡大にも対応することが可能。Eコマースの受注も全て同倉庫で管理・運用し、迅速に全国の顧客へ届ける。

DHLサプライチェーンとケイト・スペード ジャパンは2015年2月に3年間契約で、店舗向けのロジスティクスソリューションの導入を開始した。この成功に続き、Eコマース向けソリューションの導入を今月初旬から着手し、両社は現在、サプライチェーンを多角的視点で見直し、更なる業務効率化および顧客満足度向上に取り組んでいるという。

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