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PTC/IoTにより製品が顧客を知るセンサーになる

2015年07月29日/セミナー

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PTCジャパンは7月29日、東京・品川のTHE GRAND HALLで「PTC Live Executive Exchange」を開催した。

「~サービス収益と顧客価値の向上で競争優位性を獲得~」をテーマに製造業を中心に、約250人が参加した。

<PTCのスティーブ・モランディ シニアバイスプレジデント>
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セミナーでは、主催者講演として「モノのインターネット(IoT)がサービス事業にもたらす衝撃と題して、PTCのスティーブ・モランディ シニアバイスプレジデントが講演。

「IoTの状況として、ある調査では2010年に接続されたデバイスが70億台だったものが、2020年には500億台、2035年には1兆台になる。それに伴うアプリケーション開発も2020年の500万から2035年には1億と推定される。今や製品が顧客を知るためのセンサーとなった。PTCはAxeda、ThingWorx、ColdLightの買収を経て、最も幅広いソリューションを提供するIoTリーダーとなった。SeviceMaxなどの既存ソリューションの強化と新たなアプリケーションの開発を進め、「サービス情報」「サービスイベント」「サービスパーツ」の3つの領域でサービスライフサイクル管理製品のポートフォリオを目指す」と説明した。

また、事例では、商用ジェット機世界最大のメーカーEMBRAER社を取り上げ、PTC Service Parts Management導入で、在庫金額を12.5%(約5000万ドル)減少し、在庫回転率を35%増を達成し、スタッフ増員なしの成果を報告した。

<Dellのジョイ・フルベンカ システムソリューション担当ディレクター>
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企業事例講演ではDellのジョイ・フルベンカ システムソリューション担当ディレクターが「グローバルなサービスネットワークの可視化とサービスオーダーの合理化により競争優位性を獲得」をテーマに講演。

「Dellは世界中でサービスを展開しているだけに、システムも言語もさまざまだった。PTCのシステムに変更することで、社内ITに投資をする必要がなくなり、システムのアップグレードはPTCが提供してくれる。もちろんすべてを任せるわけではなく、財務処理系はORACLEが担当するなどしているが、単一プラットフォームの展開により、在庫などもグローバルで可視化できるようになった。サービスパーツの在庫の最適化は他社にはない機能だ」と話した。

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