日通商事は7月31日、タイ・プラチンブリ県のロジャーナ・プラチンブリ工業団地内に、「AZLタイランド プラチンブリ ロジスティクス・サポートセンター」を建設すると発表した。
既に7月に着工し、2016年2月竣工の予定。
施設規模は、3万444m2の敷地に、延床面積7450m2(事務所等含む)の高床式建屋で、各入出庫口には合計12基のドックレベラー、15mの庇を配して、悪天候時にも安全かつ、さまざまな車種車両の荷役作業を可能としている。
また、施設内LED導入、天井から外光を取り入れるスカイライトはもとより、壁換気口の一部にFRP材などを採用し、壁面からも外光を取り入れることで、日中の照明を省電力化し、環境にも配慮した施設となっている。
建設予定地であるロジャーナ・プラチンブリ工業団地は、バンコクより東へ約140km、タイ最大主要港であるレムチャバン港から東北に約130kmに位置し、近隣工業団地には数多くの日系自動車・半導体部品メーカーが進出。
また、ベトナム・カンボジア・ミャンマーをつなぐ南部経済回廊上にあり、2015年度末に実施が期待されるアセアン経済統合時のハブとしても、今後一層の発展が期待されている。
日通商事は、1996年 タイ・アユタヤに現地法人を設立し、梱包事業をスタートさせて以来、タイ国内でチョンブリ、レムチャバンをはじめとする7地区にロジスティクス・サポート拠点を整備してきた。
さらに、リース部門や南アジア地区営業開発部門の設置など、物流関連を中心にさまざまな事業を拡大している。今後も、アジア地区における顧客の多種・多様化するニーズに応えていくとしている。
■施設概要
名称:AZLタイランド
プラチンブリ ロジスティクス・サポートセンター
住所:タイ国 プラチンブリ県 ロジャーナ プラチンブリ工業団地内 バンコク中心部から約140km、スワンナプーム空港から約110km、レムチャバン港から約130km
敷地面積:3万444m2
延床面積:7450m2 作業保管エリア 6417m2
主要業務:輸出梱包業、部品・納入代行業、輸出入代行業