郵船ロジスティクスは8月17日、ロシア法人の子会社Yusen Terminal Logopark LLCが、ロシア連邦税関から通関業ライセンスを取得したと発表した。
自営通関によりスピーディーで高品質な通関サービスを実現するとともに、海上・航空フォワーディング、ロジスティクス事業と組み合わせ、ロシアにおける総合物流サービスを強化する。
申告書類の事前確認など各種手続きが複雑なロシアの通関では物流業者による通関業への参入障壁が高く、これまでパートナー企業を通じて手配を行っていた。
近年、顧客側から通関ライセンスを自社で保有する物流企業への需要が高まっていることなどからライセンス取得した。
税関折衝や統計品目番号(HSコード)の振り分けなどの各種手続を自営化することで、スピーディーで高品質な通関サービスを実現するとともに、サンクトペテルブルク支店では3人の通関スタッフを増員し、計10人体制で輸出入通関業務をサポートする。
既にサンクトペテルブルク港、モスクワ・シェレメチェボ空港で輸入貨物の通関を開始しており、ロシア法人の拠点があるノボロシスク港、ナホトカ・ボストーチニィー港、サンクトペテルブルグ・プルコボ空港での自営通関サービスを拡充する。
郵船ロジスティクス/大塚製薬とSAF利用の輸送サービス利用契約締結